- 電卓の「検算」、「M+」、「M-」、「MR」、「MC」について
- 電卓の「検算キー」の機能と使い方について
- 「M+」、「M-」、「MR」、「MC」の使い方について
- 電卓検定合格の為には必須のスキルとまとめ
電卓の「検算」、「M+」、「M-」、「MR」、「MC」について
今回は、CASIOの電卓の目玉である機能の「検算」と、「M+」、「M-」、「MR」、「MC」の使い方について書いてみていと思います!
現在使っているCASIOの電卓についても記事にしてみましたので、良かったらこちらもご参考にしてみて下さい!
電卓検定や簿記検定を考えている方にとっては、「使いやすい電卓」が必須アイテムになりますので、シッカリとした物を用意する必要がありますしね!
CASIO(カシオ)高機能電卓DS-20WKについて 詳細に書いた記事になります!
電卓の「検算キー」の機能と使い方について
「検算」は、電卓の種類によって有ったりなかったりするのですが、「M+」、「M-」、「MR」、「MC」は全ての電卓についている機能になります。
「テンキー(0~9」の上側に「M+」、「M-」、「MR」、「MC」のキーが有るかな~と思われます。
キーが有る事を確認していただき、まずは「検算」の使い方を書いてみたいと思います!
※機種によっては検算機能が有りませんので、その場合は飛ばしていただけたら幸いです。
赤丸の部分にある、「検算」、「M+」、「M-」、「MR」、「MC」の5個のキーが今回の記事の主役になる電卓の機能ボタンでございます!
電卓なのに検算???っと思われる方も多いかも知れませんが、用途は「検算」でございます(笑)
機能を覚えるまでが面倒臭いのですが、1度良さを知ってしまうと、検算機能は電卓の必須のアイテムになります。
私は「経理」の仕事をしているのですが、どうしても仕事柄、電卓を使って結構大きな桁の数字を計算するのですが、人間がやることですので「入力間違え」をしてしまいます。
その時に、電卓に入力した数字が合っているかどうかを確かめたい時に使うのが、「検算キー」になります。
具体的に書きますと、電卓に、10+10=と入力すると答えが20になりますが、この答えが合っているのか?、お題の通り電卓に入力されているかを確認するために「検算キー」があります。
さらに検算キーの使い方を計算式と一緒に書くと、こんな感じになります。
電卓に10+10=を押すと答えが20と出ますが、20と表示された時に「検算キー」を押します。
もう一度電卓の入力を文字で書きますと、 10+10=20と「検算キー」を押します。
この検算キーを押すことによって、入力した10+10=20が電卓に記憶されます。
「検算キー」を押すと、電卓のディスプレイ右上に「検算中」と表示され、数字の所が「0」になっているかと思います。
そのまま先ほどの10+10=20と入力すると、表示の右上に「検算中 OK」と表示されます。
これによって、10+10=20の入力は間違っていないですよ~と確認できたことになります。
簡単に書くと、同じ内容を2回入力することによって、初回の入力が間違っていないかを電卓の検算キーを使って再度確認できる機能になります。
仮に、検算の時(2回目の入力)で10+9=19で入力すると「OK」の表示がされません。
差異が出た状態で再度「検算キー」を押すと、1回目に入力した答え(20)と、2回目に入れた答え(19)が表示され、金額の差額を確認することが出来ます。
2回入力するので面倒臭いですが、多分、事務の仕事をしている方は確認をこめて2回、3回と電卓を叩くかと思います。
この検算機能を使えば、入力確認が2回で済みますし、「確認の確認間違い」を防げるので、経理部の私にとっては非常に重宝している機能になります。
電卓の入力に絶対の自信がある方には不要な機能であるともいえますよね。
私は小心者なので、電卓を叩く時は、こちらの検算キーを使って入力ミスが無いように確認しております。
また、数えた訳ではないんですが、500~1,000回ほど入力した計算を記憶することが出来ますので、同じように検算できると思われます。
<例>
1+1=2+2+2=6+1+1=8・・・のような計算を500回以上やったとしても検算ができます。
「M+」、「M-」、「MR」、「MC」の使い方について
そして、電卓でも気になるキーとして、「M+」、「M-」、「MR」、「MC」がありますよね!
こちらのM+」、「M-」、「MR」、「MC」の機能を使いこなせると「電卓検定3級」に合格できるレベルになると思います。
むしろ、この機能を使いこなせないと、電卓検定の入門編である3級の合格は難しいです。
電検検定取得を考えている方がいるかも知れませんので、まずは意味を記載したいと思います。
電卓の「M]の意味について
まず「M」ですが、「マゾ」の意味ではなく「メモリー(memory)」の略になっております。
メモリーは、記録・記憶すると言う意味になっております。
パソコンやスマホにも使われておりますが、写真や動画などを保管する「フラッシュメモリー」を想像するとイメージが湧きやすいでしょうかね。
電卓のキーの意味について
それを踏まえ、キーの意味を書いてみたいと思います。
- 「M+」は、電卓のメモリーに加算(プラス)
- 「M-」は、電卓のメモリーに減算する(マイナス)
- 「MR」は、電卓にメモリー(記憶した数値)を呼び出す
- 「MC」は、電卓のメモリーした内容を消す
こんな感じの意味になります。
これだけだとよく分からんですよね~
計算を絡めて使い方を載せたいと思います!
電卓の「M+」の使い方について
<例題>15×20+20×35=?・・・C
電卓で計算する場合、15×20=300・・・A
20×35=700・・・B
A+B=1,000・・・C
こんな感じの計算が2回必要となり、AとBの答えを紙などに書いて控えておかないと、答えを導く事が出来ないかと思われます。
この計算、かなり面倒臭いですよね?
こんな感じの計算が必要な時に「M+」、「M-」、「MR」、「MC」の出番になります。
同じ例題で電卓の入力を順番に書いていくと・・・
15×20=300「M+キーを押す」
20×35=700「M+キーを押す」
ここまで電卓の入力は大丈夫でしょうか?
そして「MRキー」を押してみると・・・
答えである「1,000」が出ましたでしょうか?
「M+」を押す事によって、計算した答えを「記憶(M)」する事が出来、その記憶した答えに更にプラス・マイナス計算させる事が出来る機能になります。
電卓の「M-」の使い方について
同じような意味なのですが「M-」も計算したいと思います。
例題はほぼ一緒で、15×20 ー 20×35=?でやってみたいと思います。
答え-400ですが、電卓の入力を順番に書いていくと・・・
15×20=300「M+キを押す」 20×35=700「M-キーを押す」
そして「MRキー」を押してみると・・・
-400になりましたでしょうか?
ここで注意すべき点としては、記憶している答え(300)からマイナスさせたいので「M-キー」を押します。
今回、2つの計算の組み合わせですが、「M+」、「M-」は何個でも計算することが出来ますので、計算が増えれば増えるほど時間の節約、計算間違いを防ぐことが出来ます。
「M+」、「M-」が使えないと、電卓検定の試験時間が足らず、時間切れで合格が難しいと思われます。
ちなみに、「M+」、[M-」で入れた数字は、「AC」、「C」を押しても消えることはございません。
電卓の「MC」の使い方について
では、どうやって電卓に記憶した数字を消すかの!?となりますが、その時に始めて「MC」を使います。
こちらを押す事によって、「MR」がクリア(0)されます。
ですので、「M+」、[M-」の計算をする前に、電卓に残っているデータがあると間違えてしまいますので、必ず忘れずに「MC」を押してから入力を行ってください。
電卓の「MR」の機能について
こちらは、メモリー計算の結果を呼び出す機能になっておりまして、M+、M-の計算結果を表示させるキーになります。
先ほどの「MC」を使って消さない限り、計算した答えを表示させることが出来ますので、紙に控える手間が省ける感じになります。
電卓検定合格の為には必須のスキルとまとめ
「検算」は、電卓を2回叩く訳なですので、それだけ入力の練習にもなり打つのが速くなってきます。
電卓検定は、速く・正確に数字を打つのが必須ですが、この「検算」で入力確認をする癖をつけると、「電卓の練習」と言う意味にもなりますので、このスキルを身に着ければ実務においても利用価値が高いかな~と思います!
電卓の「検算」、「M+」、「M-」、「MR」、「MC」は、普段の生活で使うことは少ないかと思いますが、折角有る機能ですので、使いこなしてムダを削減したいものですよね!
少し取っ付きにくい分野でありますが、練習を重ねて習得して頂けたらとお思います!