- 秋刀魚・鮭の高値と不漁の原因について
- 秋刀魚の不漁と高値の原因について
- 鮭の不漁と高値の原因について
- ブリの値段の推移について
- 秋刀魚・鮭の不漁の原因について
- 今後の秋刀魚・鮭の値段の上昇について
- まとめ
秋刀魚・鮭の高値と不漁の原因について
まだまだ昼間は残暑が厳しい感じですね~・・・。
「暑さ寒さも彼岸まで」を心待ちにしているんですが、明日以降から空気が秋に向かいそうですよね!
仕事が終り外に出ると、既に真っ暗になっていて「日没が早くなったな~」っと実感してしまいました。
知らないうちに少しずつ季節が移ろいでいるだな~っと思いつつ、「秋」といえば「食欲の秋」ですよね!
「読書の秋」とか平気で言えるようなキザなオジサンになりたいものですが、「食欲」だけは誰にも負けたくない!と思っている今日この頃です!(?)
「食欲」だけは「永遠の18歳」と自負しているんですが、思いと裏腹に「量」が食べれなくなってきたのは老化が進んでいる証拠なんでしょうね~
食べる量が減っても「腹周りの贅肉」がモリモリ増えるのは、どんな「トリック」が隠されているのか興味が尽きません(笑)
食べてないのにブクブク太るのは、化学や物理に反する現象だと私は思っているんですが、難しい言葉を並べても「代謝が落ちている」と言う簡単な説明で済んでしまうのが情けない限りですよね(>_<)
そんな食欲中枢を刺激する季節の到来ですが、スーパーで買い物していると、秋の味覚である「秋刀魚」、「鮭」が本当に高値でビックリしました!!!
庶民の味方である大衆魚が、いつの間にか「高級魚」になっていて、貧乏に貧乏を重ねている身にとっては辛い値札のオンパレードでした。
ただ、比較的「高級魚」だと思っていた「ブリ」のお値段が少し安く感じ、「このトリックはなんざんしょ???鮮魚担当の陰謀か!?」と、人を信じられない性格が災いしてか、ブツブツ考え込んでしまいました。
ブツブツブリブリ考え込んだわりには、「鮮魚担当の陰謀」にはまってしまい「ご購入」してしまった誰かさんなんですが、不可解な値動きが気になって少し調べてみる事にしました!
少し前に、「海苔の値上げ」について調べたことがあるんですが、今回も調べてみると色々な要因があって驚いてしまいました・・・。
※海苔の値上げについて書いた記事になります!
秋刀魚の不漁と高値の原因について
「秋刀魚の不良」が深刻で、各地の「サンマ祭り」に影響しているニュースが大きく取り上げられておりますので、気になっている主婦の方も多いですよね!
そんな感じで、「日本の台所」と呼んで相応しい「東京卸売市場の統計資料」から色々と見えてくるものがありますので、そちらを掘り下げてみたいと思います!
まずは「秋の味覚の王様」と呼んでも過言ではない「さんま」の取引数量と金額になります。
単位につきましては、「単位:kg/円」になっております!
平成29年1月~8月までのさんまの卸売の金額推移になるんですが、最新の8月現在、平均価格が812円となっております!!
さんま1匹で約200gとすると、1kgで5匹になりますので、812円/kgで割ると・・・
約163円/さんま1匹 になる計算です。
いや~~この数字からして、さんまの値段が高いのが頷けますよね~・・・。
ここからさらに物流費や、お店の利益などが上乗せされますので、さらに販売価格が高くなってしまいます。
一番安い時期が平成29年6月になりますが、その時が約83円/さんま1匹になりますので、値段が倍近く上がっている事が分かります。
鮭の不漁と高値の原因について
そして、高いな~っと思った「鮭」の値段がこちらになります!
こちらも7月に1,906円/kgと最高値をつけておりました。
8月は若干値段が下がったものの、それでも値段が高い水準で推移しておりました。
鮭は、今年に限らず数年前から不良が続いておりまして、その影響で値段が高いまま推移しております。
この鮭の不良は、今年も続くであろうと言われておりますので、「庶民の味方 鮭弁当」が高価なものになってしまいますよね~・・・。
「鮭」が好きな私にとっては、耳も痛いし懐はもっと痛い感じです・・・。
ブリの値段の推移について
そんな高値のオンパレードの中、比較的値段が安いよな~っと感じたブリのお値段がこちらになります!
平成29年8月で430円/kgと若干値段が上がっておりますが、それでも「さんま」、「鮭」と比べると非常に割安感がありますよね!
一番安い時期で373円/kgですので、高級魚である「ブリ」が「大衆魚」と呼んでも差し支えない価格になっているなと感じました。
高級魚であるブリは、普段、中々食べられないお魚ですので、今のうちに一生分食べてしまうのもアリかも知れません!(笑)
ブリに関しては、「今年は豊漁傾向である」と言う話もチラホラ聞こえてますので、このままのお値段据え置きで推移するかも知れません。
「さんま」、「鮭」のお値段が高い中で、貧乏人にとっては唯一の希望の光ですよね~
秋刀魚・鮭の不漁の原因について
魚の値段は「漁獲量」によって値段が変わってきますが、なんでこんなに値段が上がってしまったのか?が気になりますよね!?
調べてみた限り、このような業況が秋刀魚や鮭の不漁に影響しているそうです。
● 他国の乱獲
主に台湾・中国等の漁船が、200海里外の公海上 で乱獲しているといわれております。
近年、北朝鮮も経済制裁で「食糧不足」が深刻化しており、農業よりも漁業に力を入れているという話もあります。
どちらにしろ、「資源を守る」意識が乏しい国々だと私は思っておりますので、今後も資源の枯渇に繋がっていくであろうと思ってます。
● そもそも秋刀魚や鮭の量が減っている
「乱獲」と同じような話になるのですが、地球温暖化による影響で「海水温の変化」がおこり、冷たい海水を好む秋刀魚が減っているといわれております。
● 東日本大震災による影響
大津波の影響で、魚が減ってしまったといわれております。
あれだけの大地震・大津波でしたので、海底の環境が変わってしまったのも想像出来ますよね。
同じことが、「海苔」にも当てはまっていましたね。
● 黒潮の蛇行と海水温
気象庁から「黒潮大蛇行」の注意喚起がされております。
写真の通り、日本近海の海水温が高く、黒潮が大きく蛇行していて、日本列島から離れた場所で流れていること分かります。
潮の流れが大きく変わる訳ですので、いつも獲れる場所で魚がいなくなったり、逆に、普段は獲れない魚が獲れたりと、色々な影響が出てしまいます。
詳細不明ですが、「ブリの豊漁」は、もしかするとこの「黒潮の大蛇行」が影響しているのかも知れませんよね。
そして、一度黒潮の大蛇行が始まってしまうと、中々元に戻らないといわれております。
蛇行の影響で漁場が遠くなれば、船員の人件費や、船の燃料費もかさみますし、獲れる魚の種類が変われば「漁具」や「漁師の勘」も変わってきますので、それが「漁獲量」に影響してしまいますよね。
今後の秋刀魚・鮭の値段の上昇について
そんな「秋刀魚」と「鮭」ですが、特に秋刀魚の不漁が深刻的で、10月以降も厳しい漁獲量にある見通しで、全体の水揚量が過去40年で最低だった昨年を下回る恐れが出てきている段階です。
現在、売られている秋刀魚は、「解凍物」かと思われますが、これも不漁になれば在庫が無くなってしまいますので、そのXデーを迎えた時の秋刀魚・鮭の値段は、凄い上昇に転じる事になるかも知れませんよね。
物価が上がると真っ先に影響を受けるのは「庶民」ですからね~・・・。
上がらないのは「給料だけ」になってしまうと、本当に笑い話で済まないですよね・・・。
まとめ
自然の力には勝てませんが、それでも「人間ができる事」を今から手を打たないと、将来更に悪い方向に進んでしまいそうで怖いですよね。
秋刀魚と鮭は、暫く高値で推移すると思われますので、「代替食品」等で上手く家計をやり繰りするしかなさそうです。
秋刀魚1匹1,000円!とかならない日を願わずに入られない今日この頃でした!