内視鏡検査(胃カメラ)とバリウム検査について
先日、職場の同僚が人間ドックのオプションとして「内視鏡検査(胃カメラ)」を受けたんですが、相性が悪かったみたいでゲッソリとした姿で出社してきました。
「あれ?昨日、人間ドックだったんだよね?なにか悪い物でも見つかったの???」
と、聞いてみたんですが、腐った魚の目のままで、返答も無く・・・。
根掘り葉掘り聞くのもアレかなと思い「放置プレイ」をしたのですが、昼位には元気が回復し、その後は何時も通りで安心いたしました。
次の日、「内視鏡検査(胃カメラ)」の話になり、やっぱり「気持ちが悪くなった」とのことで、受診後から調子がイマイチになってしまったみたいです。
カメラを口から飲みこむか、鼻から入れるかを選べる病院があるみたいですが、人間ドックを受診した病院は「カメラを口から」の1択しかなく・・・。
普段、「内視鏡検査(胃カメラ)」を飲んで検査する方もあまりいないと思いますので、今日は、どんな流れで胃カメラの検査がされるかを、ザックリと書いてみたいと思います!
私も2年ほど前に「胃カメラ」を飲んで内視鏡検査したのですが、いや~・・・・なかなか痺れる時間でございました。
内視鏡検査(胃カメラ)とバリウム検査との比較について
私は医療関係者ではないのでアレですが、基本、バリウムの検査で異常が見つかった場合の「精密検査」として「内視鏡検査」が行われております。
内視鏡検査の方が、バリウム検査よりも体の負担が少なく、精密に食道や胃の様子を検査できるので、今後も受診者が増えるであろう検査の1つだと思います。
個人的にバリウムを飲んで胃のレントゲン検査をするよりは、確かに内視鏡の検査の方が楽だと思います。
不味いバリウムと胃を膨らませる「発泡剤」を飲まされ、ゲップを我慢しながら色々な体勢をして10分前後検査が行われますので、高齢者にとってはキツイ検査だと思います。
バリウムは、固まる性質があるそうで、体内に残ると悪さをしますので、検査後に「下剤」を飲まないといけません。
胃カメラの内視鏡検査と比較すると、バリウム検査は、受診した影響が1、2日後まで及んでしまいます。
その点、内視鏡による胃の検査は、口を開けて横向きになるだけですので、バリウム検査と比べると雲泥の差があると思います。
内視鏡検査(胃カメラ)の流れについて
そんな感じで、私の受けた胃の内視鏡検査の流れを書いてみたいと思います。
なお、病院によって微妙に流れは違うかと思われますので、その点、ご承知置きください。
まず、受診する病院から「胃カメラ検査の同意書」にサインを求められます。
もし、検査の時になにか怪しげなものが見つかった場合、「病理検査」する為に切り取っても良いですか?その時、何か体調に異変をきたす恐れがありますが大丈夫ですか?てな感じの内容になります。
同意をしないと内視鏡による検査を受けれませんので、嫌なら受診せずに終了になります。
ここまできて駄々をこねる方も少ないんでしょうけどね~f^_^;
普通の健康診断と一緒ですが、前日の20:00頃以降の食事はNGになります。
胃腸を空っぽにして検査をしますので、それが終わるまでは飲食できません。
検査を受けるに当たっての説明資料は事前に届くかと思いますので、その通りにしてください。
内視鏡の検査をする前に、まず局所麻酔を行います。
私の場合は、「ゼリー状の麻酔薬」を使ったのですが、上を向きながら口を開き、飲み込まないように喉の奥に触れるように溜めこみます。
10分くらい上を向きならゼリーの麻酔薬を喉に溜めた体勢でいるのですが、段々と麻酔が効いてきて口元の力入らなくなりがガバガバになってきます。
口の締りが悪くなので涎も駄々漏れな感じになり、小さな頃に若返った不思議な感覚になります(笑)
そんなガバガバな姿をナースコスプレが似合う本物のナースに見られてしまうと、ちょっと恥ずかしいですよね・・・。
麻酔が効いたら検査になるのですが、上述したとおり口を開けて内視鏡(胃カメラ)を受け入れるだけです。
自分の目の前にモニターがありまして、飲み込んだ内視鏡が映し出している内容を観る事ができます。
こんな感じでモニターが自分の方に向いているのですが、何が気持ち悪いって、映し出されいる自分の内臓がきしょく悪いです(笑)
モニターに映っている自分の胃壁などの状態を説明されるのですが、正直、そんな話を聞く余裕はありません!
内視鏡から時々「お湯」を発射して胃酸を薄めたりするのですが、これまた変な感覚で、お湯の温かさをお腹の中からジンワリと感じ「ホッコリ♪」出来そうな気分になるのですが、正直、そんな余裕はございません!
内視鏡検査は、特に問題が見つからない場合は、麻酔の時間を含めて30分掛からないで終わると思います。
なにか悪いものが見つかると、そこから処置する時間が加算されますので、時間が掛かると思われます。
内視鏡検査(胃カメラ)を受診した感想について
そんな感じで内視鏡検査(胃カメラ)で、一番気になるのが、「気持ち悪くなりゲーゲーなってしまうのか?」、「検査は痛いのか?」かですよね。
私の場合はこんな感じでした。
まずは、「気持ち悪くなりゲーゲーなってしまうのか?」ですが、残念ながら気持ち悪くなってしまいました。
一番きつかったのが、食道から胃の入口(噴門)までの間で「おえ~!」となってしまいました。
胃の中に入ってしまえば、少し違和感はあるものの、ゲーゲーする事はありませんでした。
ですので、最初の数分だけ我慢すれば、後は比較的楽だと思います。
そして「内視鏡検査は痛いのか?」ですが、少し痛いです。
内視鏡検査の時は痛くないのですが、喉の麻酔が切れると同時に「胃がムカムカする。」時と似たような感じになります。
小さいカメラとは言え、やはり喉や胃を通過する時に粘膜を少し傷つけてしまうのではないかと思われます。
会社の同僚は、胃壁に何かが有ったそうで、病理検査のため内視鏡で採取したそうです。
問題はなかったのですが、やはり暫くの間、胃に違和感が残ったと言っておりました。
内視鏡検査は、未知な世界なだけに、初めて検査した時は非常にドキドキしました。
1度受けてしまえば勝手が分かりますのでアレですが、何も知らない状態で受診すると「怖い」の一言ですよね~
早期発見早期治療さえ出来れば、ガンも怖い病気ではないですからね。
私もあと2年で大台の40代に突入いたしますので、そのタイミングで内視鏡検査を受けてみようかな~と考えております。
まとめ
今からあのゲーゲーを想像するとゲッソリしてしまいますが、自分の体を守る為にも、定期的な健康診断の受診が欠かせませんよね。
これから内視鏡検査(胃カメラ)を受診しようと考えている方のお役に立てば幸いです。
「喉元過ぎればゲーゲー忘れる」になると思いますので、内視鏡検査を必要以上に怖がることはないと思います(´∀`*)
内視鏡検査をして発覚した逆流性胃炎について書いた記事になります!
コロナ渦の中で人間ドックを受けてきました。
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