カチカチ山とは!?
先日、雪がモリモリの中、登山と絡めて河口湖付近の観光名所の1つである「カチカチ山」に出没してきました。
「カチカチ山」と言う名前の山はないのですが、それを指しているお山が「天上山(てんじょうざん)」になります。
カチカチ山には、「カチカチ山ロープウェイ」が通年営業しておりますので、基本、毎日そちらに乗って山頂近くまで行く事ができます(徒歩でも登れます)
ど~でも良い事なのですが、厳密に書くと「天上山ロープウェイ」が正解なのかな~と思ってしまいました(笑)
※正確に書くと「天上山公園カチカチ山ロープウェイ」になるそうですが、も~どうでもよい話ですかね(笑)
そんなカチカチ山ですが、何故、「カチカチ山」と名前がついたかと申しますと、民話が由来になります。
「カチカチ山のタヌキさん~♪」でお馴染みの?タヌキが担いでいる柴に、ウサギが火をつけようとした時の火打石の音がカチカチしたのがこの場所だと言われております。
小さい頃に「かちかち山」の本を読んだ事がある方も多いかと思いますが、内容を書くとけっこうグロい話になりますが、少し端折って書いてみたいと思います!
昔々あるところに、農業を営む老夫婦が住んでおりました。
その畑を荒らすタヌキがおりまして、お爺さんが罠を使って捕まえて、お婆さんに「タヌキ汁にして今日は宴会だ!準備よろしく!」とお願いしました。
「ウフフフ♡」と、お婆さんが準備していると、タヌキが「許してケロ~」と懇願し、哀れに思ったお婆さんが開放してあげました。
すると、何を思ったのか、タヌキがお婆さんに襲いかかり、「婆さん汁」を作り爺様の帰りを待ちました。
畑から帰ってくる頃を見計らい、タヌキは殺した婆様に変身しました。
婆様が鍋の具になっている事を知らない爺様は、タヌキの肉だと思いモリモリと食べ進め、食事が終わった頃を見計らって変身をとき、「その具は婆様の肉なんだよ~!」と叫びながら山へ逃げて行きましたとさ・・・
簡単に書くと、爺様は愛する婆様を殺され、その人肉を食べさせられてしまい、その顛末を知ったウサギが爺様に代わってタヌキを懲らしめる(殺害する)話が、オブラートに包まれてない本来の物語になります。
※本当は怖い日本昔話になります。
なんだか童話では使ってはいけない「R-指定」な感じの内容のような気がするのは私だけでしょうか・・・。
この話をリメイクしたのが「太宰治先生」であり、短編小説の「お伽草紙(おとぎぞうし)」として発表されております。
リメイクされた「かちかち山」の話は、私みたいな中年男性が少女に恋をし、やがて都合の良いアッシー君みたいになり、少女から嫌われているのにもかかわらず、ストーカーチックなMなオジサンの恋模様を書いた小説だったような記憶が残っております(´∀`*)
太宰治先生の小説も、私の心の闇よりもさらに深いというか、何というか・・・。
河口湖・カチカチ山へのアクセス・駐車場等
カチカチ山ロープウェイ入口付近に無料の駐車場があります。
しかしながら、13台分しかスペースがなく、大型車両は道が狭くては入れないので、河口湖畔の県営駐車場がお勧めです(無料:300台)
<河口湖・カチカチ山ロープウェイ周辺地図>
時間帯にもよりますが、この周辺は結構渋滞しますので、イライラした腹いせに、前の車を「カチカチ♪」して燃やさないようにしてください!
また、富士急河口湖駅からも徒歩で行く事もできます。
登り坂になってしまいますが、駅から大人の足で20分前後でロープウェイ乗り場まで行けると思います。
暑い時期はお勧めしませんが、それ以外なら河口湖周辺を散策も出来て良いかな~と思います!
カチカチ山ロープウェイの詳細
ロープウェイの値段
大人(中学生以上)800円、子供400円になります。
個人的には、ロープウェイで片道だけ昇り、下りはノンビリ歩いて下山するのが良いかな~と思います!
また、カチカチ山ロープウェイは、ペットを乗せる事ができます。 中型犬までOKとの事で、小型犬が100円、中型犬が200円だそうです。
もし、ペットで「たぬき」を飼っている場合は、因縁の場所ですので、連れて来ない方が良いような気が致します
ロープウェイの所要時間
河口湖畔の駅から頂上の駅まで(富士見台駅)まで所要時間は3分だそうです。
1分間の大人のお値段が266.6円(800円÷3分)ですので、安いんだか高いんだか良く分かりませんよね(笑)
貧乏性なもので、私は1度もロープウェイを使った事がありません。
いつか、オネーちゃんとデートの時に使うまでとっておきたいと思っております!
往復500円くらいだとロープウェイを使っちゃおうかな~と思ってしまいますよね。
ロープウェイの営業時間
季節によって営業時間が異なります。
- 4月1日~4月16日 始発 9:00~終発 17:10
- 4月16日~10月15日 始発 9:00~終発 17:20
- 10月16日~11月30日 始発 9:00~終発 17:10
- 12月1日~2月29日 始発 9:30~終発 16:40
- 3月1日~3月31日 始発 9:00~終発 17:10
ロープウェイの運行間隔は、5分~10分程度になるそうです。
7月中旬から見頃を迎えるアジサイの季節や、11月上旬からの紅葉の季節になると、非常にロープウェイが混みあいますので、時間にゆとりを持った計画の方が良いかと思います!
河口湖周辺は、富士山の展望が良いのが影響してか、外国人観光客も多く、団体様とあたってしまうと、1時間以上待たされる事もあるそうです!
カチカチ山頂駅(富士見台駅)周辺の様子
カチカチ山の英雄は、お爺さんの代わりに悪いタヌキを退治したウサギさんになりますので、「ウサギ神社」として祀られておりました!
バニーガールの神主さんや、網タイツな感じの巫女さんが居たら面白そうだよな~と思ったのですが、残念ながらそんな神社ではございませんでした(>_<)
どっちがタヌキ何だか分からないくらい、恰幅の良い腹回りをした二匹ですよね(笑)
可愛らしい感じですが、やっていることは「放火」と紙一重ですよね(笑)
死んだ婆様の無念を思えば、火炙りの刑は、仕方がありませんよね!
結局、火炙りで処罰されるわけではなく、最終的には「泥船」にタヌキが乗せられて、おぼれて溺死が物語のストーリーだったような記憶が残ってます。
カチカチ山のある場所からして、タヌキは河口湖で溺死したのでしょうかね~
うほッ♡美脚のオネー様が居る♡♡♡と思ったら、マネキンでした。
見事にタヌキに化かされてしまいましたね(´∀`*)
やる~!!
やはり、カチカチ山と言ったら、太宰治先生を外すことはできませんよね!
熟読してたら胃が痛くなってきました(?)
こちらがカチカチ山ロープウェイ乗り場になります!
到着が遅かったので、既に営業が終了となっておりました。
夕日に映えるカチカチ山ロープウェイでございます!
奥に見える河口湖も雰囲気が良いですよね!
ロープウェイの駅周辺のお茶屋さんです。
この近くにトイレがあります!
バニーガールは居ませんでしたが、可愛らしい雪ダルマが鎮座してました。
色々と、二人の将来について、語り合っちゃたよね♡
河口湖・富士山の眺め
カチカチ山ロープウェイの目玉と言ったら、やっぱり河口湖と富士山の展望かと思います!
こんな感じの景色を見る事が出来ます!
日が沈んだあたりので河口湖の景色になります。
右に見えている山並は、「御坂山塊」になります。
癒される景色ですよね~
紅富士を期待していたのですが、残念ながらこれ以上染まりませんでした。
それでも、見事な富士山の展望に「よっ!日本一!!」と、連呼してしまいました♡
非常に寒い山頂でしたが、それ以上に見事な河口湖と富士山の景色でした!
800円でこの景色が見れるなら、安いのかも知れませんよね!
天上山について
カチカチ山ロープウェイ山頂の富士見台駅(標高1,075m)から登り坂になりますが、15分前後でカチカチ山の本当の山頂である「天上山(標高1,139.9m)」へ登る事ができます。
天上山の山頂には、上記写真の「小御嶽神社」とベンチがあるのみで、樹林が広がり展望はありません。
木々の間から富士山を見ることができますが、敢えて登る必要もないかな~と個人的には思います!
ただ、カチカチ山に登ったという事実にこだわる方は、天上山まで登ることをお勧めいたします!
モリモリの達成感を味わうことが出来るかも!?です!
2018年1月27日の天上山への登山道の様子ですが、結構な積雪がありますので、登山靴やすべり止め(軽アイゼン)が必要な状況です。
山登りになれてない方は、天上山へ行かない方が良いと思います。
まとめ
カチカチ山は、 富士五湖の1である河口湖に来ることがあれば、ぜひ訪れて欲しい観光スポットでございます!
特にこの空気が澄んだ冬の時期は、とても綺麗な富士山と河口湖の景色を見る事が出来ますのでお勧めでございます!
山頂駅周辺は、ガチガチに凍結してましたので、転倒に注意が必要ですが、気軽に登山気分を味わえて良いかも知れません!
河口湖周辺は、非常に寒いので、暖かな服装で訪れてみてください!
富士山の朝霧高原の近くで営業している富士ミルクランドについて書いた記事になります!
河口湖からドライブに丁度良い距離にありますので、アイスを食べに出没してみて下さい!