- いきなりステーキの経営状況と大量閉店の理由と原因について
- いきなりステーキ東京・神奈川・埼玉・千葉の閉店店舗リストについて
- いきなりステーキの大量閉店の理由と原因について
- 2020年更に大量閉店について
- いきなりステーキで食べたステーキについて
- まとめ
いきなりステーキの経営状況と大量閉店の理由と原因について
私が愛してやまない「いきなりステーキ」ですが、業績が振るわず、年末年始にかけて全国で44店舗のお店の閉店が決まりました。
既に業績不振であることは報道等でされてますが、売上高、営業利益共に減収・減益よそうになってまして、改めて数字を見ると、経営状況がかなり悪い状況でした。
売上見込みにつきましても、連結で約98億円の減収、営業利益につきましては、約28億円の減益かつ、7億円の赤字になってますので、いきなりステーキの苦戦ぶりを物語る状況です。
今までに稼いだ利益がモリモリありますので、今すぐ倒産という事態にはなりませんが、それでも「本業の儲」である営業利益が赤字なのは、かなり深刻な状況です。
最新のいきなりステーキの経営状況が分かる資料がこちらになります。
こちらは、いきなりステーキのIRになるのですが、前回の業績予想から大きく乖離してますので、想定していたスピードよりも速く客離れが進んでいることが分かりますよね。
会社は、利益に応じて株主に対し配当金を支払うものですが、経営状況が厳しいこともあって、期末配当は0円に変更となっておりました。
無配ということは、経営責任を問われかねない事態です。
来年の株主総会は、経営陣にとって正に正念場を迎えると思われます。
また、減収減益ですので、資金繰りの方も厳しいみたいで、金融機関から運転資金等を調達もしてました。
こちらの内容は、資金調達の一部になるのですが、全体で41億円の長期借入を実行しておりました。
当面の資金需要を満たすための借入であると思いますが、金利の負担も増えますし、効果的な資金の使い方をしないと、ボディブローのように経営を圧迫いたします。
いきなりステーキのキャッシュフローにつきましても正念場な状況かな~と思います。
しかしながら、無担保での資金調達ですので、銀行の方も、今のところは静観なんだろうな~と思われます。
マイナス金利の影響で、銀行はお金を貸したくて貸したくて仕方がない状況ですので、ある意味美味しい状況なのかもしれませんよね。
無担保と言っても、「根抵当」が設定されていればまた別ですが、それでもまだまだいきなりステーキの財務的には体力が残っている状況だと思います!
そして気になるのが、今回閉店する店舗の詳細ですよね!
全国44店舗の閉店ですので、全て書くのはアレなので、東京・神奈川・埼玉・千葉に絞って書いてみたいと思います!
いきなりステーキ東京・神奈川・埼玉・千葉の閉店店舗リストについて
東京・神奈川・埼玉・千葉で閉店するいきなりステーキの店舗は、全て2020年1月13日(成人の日)付けになっております。
東京・神奈川・埼玉・千葉県の合計で10店舗閉店いたします。
閉店する店舗の詳細は、こんな感じになっております!
- 東京都・・・銀座六丁目、虎ノ門店、新橋店、国立店
- 神奈川県・・鶴ヶ峰店、足柄店
- 埼玉県・・・行田店
- 千葉県・・・千葉こてはし店、我孫子店、誉田店
東京は、人口も多く、利益が取れそうに感じますが、それでも4店舗閉店するとは驚きですよね!
私の地元である神奈川県は、2店舗閉店するのですが、地図でお店の立地を見た限り、妥当かな~と思ってしまいました。
ちなみにこの全国44店舗を閉店するにあたり、約17億円の特別損失を計上しております。
攻めている時なら前向きな資金になりますが、撤退などで投入する資金は、後ろ向きなものになりますので、非常に痛いですよね。
いきなりステーキの大量閉店の理由と原因について
いきなりステーキの大量閉店の理由と原因になりますが、やはり「新規店舗を増やし過ぎた!」に限ると思います。
新規出店については、経営の方も理解していたみたいで、今年の出店計画を210店舗から約半分である115 店舗へ減らし、既存店の利益率向上に動いたものの、上手くいかなかったのが原因として挙げられます。
コンビニエンスストアを例えると分かりやすいと思いますが、同じような業態のお店が付近に固まれば、どうしてもお客の争奪戦に繋がってしまいますよね。
「ステーキ」という業態は、外食店の中でも比較的被りにくいと思います。
しかし、新規出店ラッシュを行ったいきなりステーキは、同一店舗が近くにあるといういびつな状況になってしまい、自分で自分の首を絞めてしまった感があったりします。
同じようなお店が多くできれば、真新しさもなくなり、それだけ利用者の「飽き」に繋がりますよね。
それこそショッピングモール内にいきなりステーキの店舗を見つけた時は、流石に「やり過ぎだ」と思ってしまいました。
新規出店すれば、従業員の教育にも時間とお金が掛かりますし、店舗が多くなれば、それだけ管理が行き届きにくくなってしまいます。
また、先日いきなりステーキの社長が「売上が悪くお店が潰れてしまいそうです。お店に来て下さい。」のような内容を発表してましたが、あれもマイナスだよな~と思ってしまいました。
飲食店というのは、美味しい食材を、最高のパフォーマンスで提供し、お店のサービスに満足してもらう事が重要であり、それ以上でもそれ以下でもございません。
そこにお店の経営をの話をお客にしたところで何になるのか私には良く分かりません。
ただ美味しい物を食べたいだけで、お店の利益を考えて入店する方は皆無なはずです。
うがった見かたをすれば、
経営が悪いなら原材料を粗悪なものに変更するんじゃないか!?
従業員を減らし、サービスの低下につながるんじゃないか!?
衛生管理が悪くなるんじゃないか!?
色々とネガティブな発想になってしまいますよね。
社長の意向とは言え、それについて物申す幹部が周囲にいないことも露呈してますよね。
これで経営は大丈夫なのか?と思ってしまいました。
短期的には、不採算店舗の閉店で乗り切れる部分もあるかと思いますが、更なる選択と集中、将来の未来図を上手く描けないと、今後も店舗の閉鎖に歯止めがかからなくなってしまいますよね。
経営ファーストではなく、あくまでも利用者ファーストに発想を変えないといけない時期にいきなりステーキは来ているのではないかな~と、思ってしまいました。
2020年更に大量閉店について
2020年2月加筆
上述した44店舗の他に、さらに74店舗のいきなりステーキの閉鎖が決まったそうです。
まさに大量閉店になっているいきなりステーキですが、74店舗の閉店の内訳は、直営店が48店、フランチャイズ店が26店になります。
フランチャイズということは、オーナーがいる訳ですので、その方の生活などを考えると、色々と思うところがありますよね。
44店舗+74店舗になりますので、これでいきなりステーキは一気に118店舗閉店になりますので、まさに大量閉店ですよね。
終わりの始まりでなければよいのですが・・・。
大量閉店の理由につきましては、やはり既存店同士でお客の奪い合いが起きているのが大きな要因になっているそうです。
また、値上げが続いたのも客離れの要因になっているのも確かだと思います。
似たようなステーキチェーン店が増えてきたのも大量閉店の遠因になっているのも間違いないですよね。
まさに踏ん張りどころであるいきなりステーキですが、店舗が減って利便性が悪くなってしまうのは、利用者にとっても痛いところですよね。
いきなりステーキで食べたステーキについて
いきなりステーキのファンの一人としては、今後も頑張って営業して欲しいな~と思いつつ、横浜に行った時にいきなりステーキのステーキを食べてきました!
何故かピカチュウがいたのですが、肛門の穴が2つあることに驚いてしまいました!!
きっと、ピカチュウは女の子なのかもしれません!(???)
今話題のいきなりステーキでステーキを食べてみたいと思います!
ちなみにこちらは、閉店予定の店舗ではなく、横浜の関内店になります。
関内駅・桜木町駅から少し離れた立地になるのですが、それでもお客が多く、閉店知らずの店舗だと思います。
私、いきなりステーキで飲むビールが結構好きだったりします。
また、ランチの時間帯になりますと、「ランチメニュー」がありますので、結構お得にステーキを食べる事が出来ます。
今回注文した、いきなりステーキのアンガス牛ステーキになります。
アンガス牛のフェアー中に来店したもので、1g8円前後でステーキを食べる事が出来ました。
いきなりステーキの良い所は、1g単位でお肉を注文できるところですよね!
この制度が、いきなりステーキの躍進の1つになったのではないかな~と思っております。
今回は、300gのステーキにしましたので、分厚く、中々パンチの利いたボリューム感になりました。
1g8円前後ですので、このお肉の塊で、約2,400円になります。
ランチで2,400円ですと、やっぱり高く感じてしまいますが、それでもこのボリュームならコスパは良いかと思います。
ライスとビール、サラダも付けてステーキを食べれば、おなか一杯になります!
それでも、いきなりステーキが不振になった1つとしてあるのが、やはりお値段であると言われております。
客足が鈍りだした頃に「値上げ」をしたのが、更なる、売上減少のよみ水になってしまった感じですね。
いきなりステーキのステーキソースもお肉とよく合いますし、付け合わせも変更できますので、飽きずに来れるような工夫もしているんですけどね~!!
焼き加減も調整してくれますので、サービス面も良いですし、注文したとおりに焼くことが出来る「技術」も中々なものだと思っております。
マニュアルが整備されているんでしょうけど、それでも上手く焼くには経験が必要ですよね。
また、お客が注文したお肉の量を、一発で切り分けることが出来る店員のスキルは凄いな~と感じることが多いです。
お肉も柔らかく、クオリティが高いステーキ店だと思っております。
出来る事なら大量閉店の危機を乗り越えて、上質で安いステーキをこれからも食べさせて欲しいよな~と思ってしまいます!
まとめ
色々と書いてしまいましたが、競争の激しい社会ですので、その荒波を上手く自分のものにしないとアッという間に急降下してしまいますよね。
消費税の増税なども、いきなりステーキや外食産業の追い風になっていると思いますので、中々簡単に業績の回復が難しい側面もありますよね。
名物社長も、中々舵取りが難しい局面だと思いますが、お客ファーストで、この危機を乗り切って欲しいな~と思います。
また、機会作って美味しいステーキを食べに、いきなりステーキへ出没したいと考えております!
いきなりステーキのステーキとハンバーグ、肉マイレージカードについて書いた記事になります!
いきなりステーキでランチを食べた時の記事になります!
ランチメニューや料金、ワイン、カレーについても触れてますので、チェックしてみてください!