山梨県には「信玄の隠し湯」など、数多くの名湯がひしめき合っておりますが、その中でも「THE秘湯」と呼べるのが奈良田温泉だと思います。
奈良田温泉は、バスでアクセスが出来るものの、最寄りの駅から1時間ほどの場所に位置している関係で、中々簡単に訪れるのが難しいエリアになります。
山間のくねくね道を通る関係で、台風や大雨の後はよく通行止めになってしまい、奈良田温泉まで辿り着けない事もしばしばあるのですが、今回はおすすめの「白根館」について解説していきたいと思います!
- 奈良田温泉白根館で日帰り温泉を楽しんだ経緯について
- 奈良田温泉白根館の営業時間、定休日、駐車場の詳細
- 奈良田温泉白根館の料金とクーポンについて
- 奈良田温泉白根館の売店、待合室、設備の詳細
- 白根館の泉質と効能、七不思議の湯について
- まとめ
奈良田温泉白根館で日帰り温泉を楽しんだ経緯について
趣味の登山で南アルプスを縦走したのですが、その際の下山の地として選んだのが奈良田温泉になります。
奈良田温泉には、何度かお世話になったことがあるのですが、泉質が素晴らしく、再訪したいな~っと常々思っておりました。
今回の登山も、下山するなら奈良田温泉が良いな~っと考えていたのですが、その中でも「奈良田温泉白根館」が好きで、JR下部温泉駅、JR身延駅行きのバス停からも近いこともありまして、日帰り温泉で利用する事に致しました。
バスの時刻の関係で、あまりノンビリ入浴することが出来なかったのですが、それでも奈良田温泉の泉質の良さに疲労がモリモリの体に染み渡る良い時間になりました!
そんな感じで今回は、標高850mの高所で営業している奈良田温泉白根館について掘り下げてみたいと思います!
特に気になるのが営業時間、定休日、料金になるかと思いますので、その辺に触れながら書いていきたいと思います!
奈良田温泉白根館の営業時間、定休日、駐車場の詳細
こちらが今回日帰り温泉でお世話になりました奈良田温泉白根館周辺の地図になります。
地図の通り、白根館は奈良田湖の直ぐ近くにありまして、ロケーションの良い場所で営業しております。
白根館へのアクセスになりますが、JR下部温泉駅、JR身延駅からバスでアクセスすることが出来ます。
本数は1時間に1本程度ですが、白根館の温泉を堪能して日帰りで帰ることが可能です!
バス停の後ろに見えているのが奈良田湖になります。
そんな奈良田温泉白根館の営業時間になりますが、曜日によって異なっております。
- 平 日 10:30~16:00(最終受付15:30)
- 土日祝 10:30~17:00(最終受付16:30)
- 定休日 火曜日、水曜日、木曜日等不定休
今現在、特定の曜日が定休日にはなっていないようで、「営業カレンダー」でお休みの日をアナウスする形をとっておりました。
予約は不要になるのですが、平日に利用する際は、奈良田温泉白根館のホームページを見て確認することをおすすめいたします!
そしてこちらが奈良田温泉白根館の駐車場になります。
店舗の前に10台ほど駐車できるスペースがあります。
先ほどのバス停の近くや、白根館よりも先の所に駐車場がありますので、満車の時はそちらをご利用ください!
奈良田温泉白根館の料金とクーポンについて
続きましては、奈良田温泉白根館の料金について書いていきたいと思います!
白根館の料金は、大人1,000円、小学生まで500円になります。
再入浴(同日~翌日まで有効)が可能でして、レシートを見せると 大人500円、小学生まで250円で再度温泉を楽しむ事が出来ます!
また、白根館には入浴回数券(6回分)が発売されておりまして、料金は、4,980円になっております。
利用する前に白根館のクーポンについても調べてみたのですが、残念ながら取り扱いがなく、入浴回数券を購入した方が安く入浴できると思います!
なお、奈良田温泉は、白根館だけではなく、数軒ほど宿や日帰り温泉を行っている施設があります。
白根館よりも安い日帰り温泉施設(女帝の湯)もありますので、気になる場合はチェックしてみください!
奈良田温泉白根館の売店、待合室、設備の詳細
それでは早速、奈良田温泉白根館に入館して日帰り温泉を堪能したいと思います!
残念ながら、数年前に宿としての営業は行わなくなりました。
泊れる設備があるだけに残念ですが、それでも入浴できるだけありがたいですよね!
ちなみに奈良田温泉白根館は「日本秘湯を守る会」の会員になっております。
こちらが奈良田温泉白根館の玄関になります。
年季の入った下駄箱が、長く伝統を紡いできた年月を連想させますよね!
そしてこちらが白根館の受付になります。
玄関入って正面にありますので、直ぐに分かると思います。
なお、発券機などは置いてないので、そのまま受付してください。
そして白根館の売店になりますが、まず、付近に「古民家カフェ」があるそうで、宣伝してました。
なお、奈良田温泉白根館は、現在、日帰り温泉のみの営業になっておりまして、軽食などの食事の提供もありません。
ただ、持込みはOKになっておりました。
そして品揃えは少ないですが、こちらが白根館の売店で販売してる飲み物になります。
白根館の中には自動販売機がなかったので、こちらを購入する形になります。
料金的にも自動販売機と変わらないので、利用しやすい感じでした。
そして白根館の外にも自動販売機はありませんので、更に要注意です。
自動販売機がない事をすっかり忘れていて、「外で買えばよいや~」と安易に考えていたら買えずに喉がカラカラになってしまい辛い思いをしちゃいました!
そしてこちらが白根館の温泉の入口になります。
男性は、温泉配置図をよく確認することをおすすめいたします!
そして温泉の入口には、休憩できるスペースがありました!
宿として営業していた時は、囲炉裏を使って料理等を作っていたのかもしれませんよね。
また、素敵な照明設備がありました!
ランタン好きな私なもので、ついつい見入ってしまいました。
そしてこちらが白根館の温泉施設になります!
実は男性のお風呂は、露天と内湯が2箇所に分かれております。
こちらが男湯の露天風呂の入口になっております。
入ってすぐ右手に進むと露天風呂がありまして、6人前後が入れる広さになっております。
そしてネックになるのが内湯までの移動になります。
廊下を通って内湯・露天風呂へ行かなければならず、着替えないといけないのが面倒臭いです。
そしてこちらが奈良田温泉白根館の内湯の入口になります。
女湯の場合、移動はないみたいなのでこちらで完結するのですが、男性はかなり面倒臭いです。
こちらが内湯の脱衣所になります。
鍵のかかるロッカーはありませんので、受付で預けておくと安心できると思います。
そしてこちらが奈良田温泉白根館のドライヤーになります。
残念ながら、ドライヤーはこちらの1台のみですので、混雑していると使えないと思います。
白根館の泉質と効能、七不思議の湯について
続きましては、奈良田温泉白根館の泉質と効能について書いていきたいと思います!
なお、白根館の源泉は「七不思議の湯」になりまして、時間帯によって温泉の色や香り、泉質が変わるという不思議な温泉になっております。
そんな不思議な温泉である奈良田温泉白根館の泉質になりますが、pH9.1の高アルカリ性の温泉になっておりまして、硫黄ナトリウム塩化物泉になります。
名前の通り、硫黄の臭いが結構強い温泉になるのですが、非常に肌がツルツル泉質が魅力の1つになります。
そして効能になりますが、糖尿病を始め、アトピー性皮膚炎、冷え性、うつ状態など多岐に渡っております!
また、白根館の源泉の温度は47.8度になりまして、塩素系薬剤は使用せず、「源泉かけ流し」にこだわる温泉施設になっております。
そんな感じで主観になってしまいますが、奈良田温泉白根館のレビューになりますが、やはり泉質が最高で、温泉の温度も40度前後と少し温く、いつまでも入っていられるのが魅力だな~と感じております!
勿論、シャンプー、リンス、ボディーソープは備え付けられておりますので持参は不要なのですが、内湯は檜造りながら結構狭く、湯舟が1つしかないので混雑していると芋の洗い場になってしまうのが難点です。
受付で人数制限しているのですが、それでも露天風呂、内湯は結構混雑しますので、その点は考慮(我慢)する必要があると思います。
まとめ
奈良田の温泉で登山の疲れを癒すことが出来まして、最高の時間になりました!
上述の通り、露天風呂と内湯が分かれているのがネックになるものの、それ以上に泉質が良いのでまた再訪したいな~っと思ってしまいます。
鄙びた温泉郷ではありますが、玄人好みの秘湯が奈良田にはありますので、是非、機会を作って訪れてみて下さい!
奈良田温泉の直ぐ近くで営業している西山温泉湯島の湯について書いたレビュー記事になります!
こちらも源泉かけ流しの温泉になりまして、泉質が最高なのでおすすめです!