- 逆流性食道炎と噴門ヘルニアについて
- 胃の不快症状と噴門ヘルニアについて
- 逆流性食道炎を防ぐ噴門の構造と役割について
- 逆流性食道炎(噴門ヘルニア)の原因について
- 逆流性食道炎(噴門ヘルニア)の予防・対策について
- まとめ
逆流性食道炎と噴門ヘルニアについて
先日、「内視鏡検査(胃カメラ)について記事にしてみましたが、その時の検査で胃と食道に異常が見つかりました。
お腹に入れた内視鏡(胃カメラ)を使って、私の胃袋をグリグリしながら先生が仰いました。
「アオヒゲさん(私)、ガバガバだね~!」
「???」
「う~・・・ガバガバだ~!!」
「???」
若い頃から「締まりの無い顔」と言われ続けた我が人生、「ガバガバだね!」と言われたからって屁でもございません!!!
一番ガバガバなのは「口元」かな~と思いつつ、脳ミソの回路も締りが悪く、ネジがポツポツと緩んでいるのも気になりますね~・・・。
「ガバガバだ!」、「ガバガバだ!」と連呼する先生が少し可愛いく見えたのは、私だからこそ成せる業なのかもしれません(笑)
内視鏡プレイが終わり説明の場があったのですが、その時「私のガバガバである理由」が明らかになりました。
病 名:噴門ヘルニアによる逆流性食道炎
ガーーーン!ヘルニアなんだ!!てか、噴門ってなに?噴水の仲間かしら!?
病名の告知を受けたとき色々と脳裏を駆け巡ってしまいましたf^_^;
胃の不快症状と噴門ヘルニアについて
噴門ヘルニアは「食道裂孔ヘルニア」が正式みたいなのですが、だからと言って気持ちが伝わるわけではないですよね!
まさか内視鏡検査を受けて「内臓にヘルニア」を患っている事が発覚するとは全く想像していなかったので非常に驚いてしまいました。
その後、懇切丁寧に色々と教えて下さったのですが、
「軽度の噴門ヘルニアによる逆流性食道炎なので経過観察をしましょう。」
とのことで、特段何もございませんでした。
ただ、話の中で出たのがこんな感じでした。
● 噴門ヘルニアは基本、自然には治りません。
● 噴門ヘルニアが酷くなった場合は、外科手術が必要です。
● 将来、逆流性食道炎による噴門ガンや食道ガンになる可能性があるので要注意です。
色々と脅かされてしまった感じなのですが、そもそも「噴門ってなに???」って思ってしまいますよね!
逆流性食道炎を防ぐ噴門の構造と役割について
噴門は、食道と胃袋のつなぎ目にある「筋肉」になるのですが、そこで緩んだり閉まったりして食べ物などを胃袋に届けたり、食道のほうに胃の内容物(胃酸等)が逆流して行かないように防ぐ役割がございます。
上記イラストの赤丸付近にあるのが「噴門部」になります。
噴門がヘルニア(ガバガバ)になってしまうと、締りが悪くなり、胃酸などが食道方面に逆流し炎症を起こしてしまう病気が「逆流性食道炎」になります。
そんな弁のような役割がある噴門が、本来あるべき位置から飛び出してしまい、食道と胃の繋ぎ目が「ガバガバ」になってしまう事が「噴門ヘルニア(食道裂孔ヘルニア)」になるそうです。
内視鏡検査時に「ガバガバだ~!」と連呼してたのが「噴門」を診ていた時だと思います。
まさか噴門がガバガバだとは夢にも思わず、「締りが悪いシリーズ」に1つ強制追加されてしまった瞬間でした・・・。
そんな噴門ヘルニアなのですが、「逆流性食道炎」と密接な関係がありまして、やはりガバガバなほど体にダメージが及んでしまいます。
逆流性食道炎(噴門ヘルニア)の原因について
胃酸は非常強い酸性ですが、それにも負けない粘膜で胃壁を保護しているので問題になる事は少ないのですが、食道は胃袋のような強酸性に耐えられる粘膜になっておりません。
噴門から逆流した胃酸等で食道を痛めてしまい、それが長期間続くと炎症が慢性化し、いつしか食道がんになってしまいます。
なんだか物騒な感じの「逆流性食道炎」ですが、なんで噴門がガバガバに緩んでしまい、逆流してしまうのかが気になりますよね!?
内視鏡検査が終わった後の先生の説明を書いてみたいと思います。
◎ なぜ、噴門ヘルニア(食道裂孔ヘルニア)になり逆流性食道炎を併発してしまうのか!?
● 姿勢が悪い
「猫背は万病の元」と言われておりますが、まさにその通りです!
猫背で前屈みになってしまうと、お腹周辺が圧迫され、それが噴門にとっては厳しい仕打ちになるそうです。
姿勢をただし、胸を張ることが逆流性食道炎の予防に繋がります!
● 食べ過ぎ・脂肪分の多い食事の摂りすぎ
モリモリ食べれば胃が膨らみます。
食べ物や飲み物の重さで胃が広がりますが、その時に噴門部にも大きな圧力がかかるそうです。
「食べ過ぎは万病の元」と言われておりますが、こちらもその通りの結果ですよね!
また、肉等の食材は、消化するのに非常に時間が掛かります。
胃の中に長く肉等が留まると、胃酸の分泌も多くなり、それが逆流してしまいます。
● 座りすぎ
事務関係の仕事をしているもので、基本、座りっぱなしな私なんですが、長時間椅子に座る行為も噴門ヘルニアには良くないそうです。
猫背と一緒で、長い間椅子に座っていると、お腹の圧力加えてしまい、噴門部にもダメージを与えてしまうそうです。
事務系の仕事をされている方は、定期的にデスクを離れ、気分転換に散歩をした方が良いと先生は仰っておりました。
逆流性食道炎に限らず、事務系の座り仕事をしている方は、平均寿命が短くなると言う研究結果がモリモリ出てますしね~
人間は、狩猟や農耕が本来の生き方であって、事務作業のような座り仕事は向いていないのでしょうね~!
事務の仕事を長くしている私ですが、「向いていない」と思っております。
● 加齢による老化
人間は、産まれたその時から死に向かって突き進むわけですので、こればっかりは防げませんよね。
肌がたるんだり、代謝が悪くなり腹が出てくるのと一緒で、噴門もたるむでしまうそうです。
そもそも噴門部は「筋肉」ですので、そ~考えれば自然な事なのかも知れませんよね。
「プロテインを飲んで噴門鍛えちゃうぞ~!!」と思ったものの、ますます逆流して食道炎を起こしてもアレですので止めておきました(笑)
逆流性食道炎(噴門ヘルニア)の予防・対策について
これとは別に「先生から言われた逆流性食道炎で普段から気をつけるべきこと!」になります。
● 食後直ぐに仰向けにならないこと。
横向きは良いそうですが、仰向けになると胃酸の逆流を招くみたいです。
噴門がガバガバな状態ですと、他の方よりも逆流がおきやすくなりますので注意が必要です。
● 刺激物はほどほどに
コーヒーをはじめ、キムチ等の辛い刺激物は、胃酸の分泌を活発にさせるそうです。
胃酸が増えれば逆流もしやすくなりますので、注意してねと言われました。
今回の検査で病名が確定する前に感じていた自覚症状は下記の通りになります。
ゲップが多い、胸焼け、ミゾオチ付近が重苦しい感じがしていたので、理由が分かって良かったです。
冒頭で記載した通り、いちど噴門ヘルニアなってしまうと、自然に治る事はないみたいですので、日頃の食習慣や生活習慣には気をつけたいものですよね。
私と同じような症状を感じている場合は「逆流性食道炎」の疑いがあるかもしれませんので、医療機関で検査される事をお勧めいたします!
まとめ
胃のバリウム検査をここ数年やっているのですが、特に問題なるよう結果にはなっておりません。
内視鏡検査(胃カメラ)をやる前にもバリウム検査をしていたのですが、その時も問題ありませんでした。
もしかすると、今回の逆流性食道炎(噴門ヘルニア)は、内視鏡検査でない発見できないのかな~と思っております。
胃の内視鏡検査は、ゲーゲーしてしまうのでアレですが、思い当たる節があるならば、機会を設けて受診した方がベストだと思います!
※内視鏡検査(胃カメラ)について記載した記事になります。