- 集中豪雨の影響は!?宮城のお米の出来具合について
- 宮城のお米を支える仕組みについて
- 東日本大震災と宮城の田んぼの被害について
- 宮城のお米の出来具合について
- 集中豪雨で野菜が高騰について
- 野菜が高い原因と対処方法
- まとめ
集中豪雨の影響は!?宮城のお米の出来具合について
久しぶりに宮城に出没(帰省)したのですが、昔からかわらない景色に心が癒されてしまいました。
ここのところ異常気象が続き、雨が全然降らないな~と思えば集中豪雨が発生したりと、油断できない状況ですよね。
また、台風も例年以上に多く発生し、日本各地に大きな被害をもたらしておりますが、そちらも農家に取っては気になる存在ですよね。
私の一族郎党の多くが宮城の方で「米作り」をしているもので、やはり稲の生育具合が気になり、現地に着くと真っ先に田んぼに行って確認してきました!
田んぼに行っても、私はかなりの素人なので、何を確認したら良いかは私には分からないのですが、それでも久しぶりに訪れたら懐かしくなってしまいました。
一応、お米の種をまき、稲を作り田植えをし、コンバインで収穫するところまで出来るのですが、断片的な部分しか覚えていないので、「米農家」になるにはさらなる修業が必要な状況です。
リストラになってしまったら、本格的に勉強したいな~と考えているのですが、宮城の米処はこんな感じでした!
こちらがうちの田んぼになります。
見渡す限りうちの田んぼです!と、いえたらカッコ良いのですが、見えているうちの一部になります。
見渡す限り田んぼでございます!
宮城の米処!てな感じの風景ですよね。
無農薬米ではないのですが、かなり農薬を減らした減農薬栽培をしております。
毎日食べるお米ですので、安心・安全が重要ですからね!
農薬が少ないので、どうしても収穫量が減ってしまうみたいですが、あまり気にしてませんでした。
農薬の強さを一番分かっているのが「農家」ですからね。
折角なので、宮城の穀倉地帯をウロウロしてみました。
何処へ行っても田んぼしかなく、なんだかデジャブな感覚に陥ってしまいました(笑)
宮城のお米を支える仕組みについて
見渡す限り、家と田んぼしかないですよね~
宮城県の中でもこの辺は、「市街化調整区域」に指定されているもので、農地以外の利用ができず、お米等を作ることしかできない感じになっております。
逆に、この規制のお陰で、宮城の米処としての地位が保たれ、生産性の良い大規模な田んぼの運営が出来ているとも言えます。
しかし、米農家を守り、確保する色々な規制の影響で、「新規参入」が出来ない仕組みにもなってまして、それが農家の高齢化、耕作放棄地の増加につながっているという、皮肉な結果になっております。
簡単に書くと、昔からある程度の規模で米農家を営んでいないと、売りに出た田んぼの土地を購入できない仕組みになっております。
東日本大震災と宮城の田んぼの被害について
十数年前に田んぼに「水路」等を整備し、米作りがしやすいようになったのですが、残念ながら先の東日本大震災で少し被害を受けてしまいました。
流石に復旧はしているものの、この辺でも田んぼの被害が出ていますので、海の近くは更に深刻な状況であることが直ぐに理解できました。
田んぼにとって水(水路)が生命線になりますので、大きな地震や集中豪雨などの災害は、起きて欲しくはないですよね。
また、福島の原発事故の影響で、宮城のお米にも放射能の被害がでておりました。
放射性物質のセシウムが一部検出されたそうで、2011年のお米の出荷がかなり大変でした。
結局、問題になるようなほどの濃度でもなかったのが幸いしたのですが、原発に近い米農家は、相当苦労したと思われます。
宮城のお米の出来具合について
肝心な「宮城のお米の出来具合」ですが、話によると、今年はまずまずの出来だそうです。
高温や大雨等があったものの、大事に至らずスクスクと稲が成長して既に稲穂が出ている状態でした。
何もなければ10月中旬前後に稲刈りを迎えるかな~と思われます。
ここ数日も、山形県などの東北で集中豪が続いておりますが、宮城の方は比較的大きな被害は発生していないそうです。
個人的な意見になりますが、年々異常気象が強烈になってきているので、日本人の主食である米作りにもっと力を入れないといけないのではないかと思ってしまいます。
世界的に見ても、農作物の収穫量が減り、真水が益々貴重になってきますので、外国に輸出するよりも国内の需要へ優先する事も考えたれます。
食糧需給率の低い我が国にとって、近い将来、食糧を輸入できなくなる恐れがあるのではないかな~と思っております。
身近な例ですと「魚」が不漁で獲れなくなり、大衆魚と呼ばれていた秋刀魚や鮭などが高止まり推移してますしね。
サンマは今年豊漁に転じてきてますが、まだまだ分からない部分もありますよね。
魚の不漁と同じようなことが農作物でもおきてしまったら、我々の生活が成り立たなくなるよな~と考えてしまいます。
農業試験場などで、「苗の開発」を行っておりますが、これからは「異常気象に強い苗」や「水が少なくてもすむ苗」の開発が急がれるのかもしれませんよね。 フ
グの漁場が下関近郊から北海道の方に移っているとニュースでもやってましたし、旬の作物が、例年よりも2週間から3週間ほど早く出回っていると取り上げられておりました。
今後も異常気象が続くと、大事な生育期間に影響してしまいますので、収量に影響しちゃいますからね~
集中豪雨で野菜が高騰について
お米と一緒に来になるのが野菜ですよね!
スーパーに行っても、どの野菜もお値段が高く、買うのに躊躇してしまいます。
店頭に並んでいるならまだしも、トマトなどは売ってない事もあるので、生産が深刻なのかな~と思ってしまいました。
直近の野菜の値動きが気になったもので、東京都の野菜などの卸売市場である大田市場の値動きを調べてみました。
大田市場の卸値推移より出典
こちらの表が、主な野菜の卸値と入荷量の推移表になります。
表を見ていると、「入荷量」につきましては、だいぶ増えてきております。
一時的に天候が回復したのと、一時的に北海道からの入荷が増えたのが影響しております。
しかしながら、北海道も集中豪雨に見舞われ、また、多くの野菜の産地である西日本でも台風や大雨の被害が出ておりますので、今後は入荷減に転じるのではないかと推測しております。
また、野菜の価格につきましても、春の終わり頃から値段の高止まりで推移してますが、現状も下がる気配がありません。
秋雨前線や台風の影響がこれからも受けやすい季節に入ってますので、野菜の高騰はしばらく続くのではないかと危惧しております。
今年は特にトマトの生産が振るわず、入荷量も少なく、値段が高騰していたのが特徴的でした。
集中豪雨の影響は、野菜に限らず果樹につきましても深刻な被害をもたらしております。
今年は特に「桃」の成長が振るわず、品種によっては結構な出荷量の減になってしまったみたいです。
桃の不作につきましては、こちらで詳しく書いてますので、良かったらご参考にしてみて下さい!
野菜が高い原因と対処方法
集中豪雨や台風の被害で野菜が高く、手が出ない誰かさんなのですが、それでも食べない訳にはいきませんよね~
しかしながら、高い野菜と肉、魚と比較すると、かえって野菜の方が高くビックリしてしまいます。
野菜の値段と比較してしまうと、お肉を買ってモッコリした方が良いよな~と感じてしまい、益々縁遠い存在になってしまいます。
そこで、よく言われている野菜が高い時の対処法になりますが、やはり手っ取り早いのが「野菜の冷凍食品」になります。
旬の時期に急速冷凍した野菜の冷凍食品は、栄養素が高く、モリモリの収穫時期に加工されるのでお値段も控えめです。
将来的には、悪天が続くと冷凍食品の野菜も値段が上がってしまうかと思われますが、それでも今のところ限定的な動きですよね。
また、気候の変動に影響しにくい「もやし」をモリモリ活用したり、「キノコ」なども値段が上限しにくいので、積極的に料理に使うのも良いかも知れません。
少し割高になってしまいますが、「サラダの食べ放題(サラダバー)」を行っているお店が増えてきておりますが、そちらを利用して、普段食べれない高級野菜に狙いを定めお腹いっぱい食べてしまうのも1つの手ですよね!
上述したトマト等は、高級どころか店頭に並んでいない事もありますので、サラダバーで忘れず食べたい野菜になりますよね!
時々出没するサラダの食べ放題(サラダバー)を行っている「あさくま」について書いた記事になります!
お肉も美味しいのでお勧めでございます!
まとめ
毎年「異常気象」と言われておりますが、今年は特に天候が異常だよな~と思ってしまうほどよく雨が降ってますよね。
集中豪雨というよりは、既に「スコール」になっているよなと感じております。
なかなか生き難い世の中ではありますが、それでも腹は減るし生きていかなければなりませんよね。
宮城にあるうちの田んぼは「低農薬」で育てているもので、周囲にカエル等の生き物が多く、古き良き日本の原風景を残している感じです。
朝になると多くの野鳥が田んぼに集まり、餌場にしている感じなのですが、「野鳥愛好家」にとっては絶好のシャッターチャンスになるかと思っております!
私は「お金」、「おねーちゃん」にしか興味がなく、「野鳥」はどうでも良いのでアレですが、好きな方は好きですからね~
そんな穏やかでノンビリとした日本の原風景が、将来も変わらず残って欲しいよな~と思ってしまった宮城への帰省になりました。