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職長教育講習会を受講した感想と対策!何を学び何を職場に生かすのか!?

>職長教育講習会を受講した作業者



 

 

 

職長教育講習会を受講した経緯

 

先日、「職長教育講習会」を受講してきました。

 

勤め先では経理部の配属なもので、普段は金勘定に勤しんでいるのですが、地味に講習会を受講する機会が多く、仕事と直接関係ないような話も聞いております。

 

このご時世、将来的にはAIに仕事を奪われてしまい、経理の知識だけでは食べていけないと思っているもので、積極的に違う職種についての知識も勉強しております。

 

そんな中、講習会を担当している部署から「職長教育講習会を受講して欲しい」と依頼がありまして、2日間かけて受講してきました。

 

私は「職長」という立場ではないのですが、本来はもっと前に受講すべきだったことが発覚し、急遽、講習会に送り込まれた感じです。

 

何が何だか良く分からず2日間受講したのですが、今日はそのことについて書いてみたいと思います!

 

多分、この記事を読むことになった方は、私と同様に「職長教育講習会を受講しろ!」と言われた方になるかと思います。

 

サラリーマンは本当に大変ですが、職長教育は色々と応用が利く学問・分野だと思いますので、受講の機会があれば是非受けて欲しいな~と思います!

 

職長とはどんな役職なのか?何をする人?

 

お恥ずかしながら、私はこの職長教育講習会を受講する前まで「職長」という役職?肩書?立場?があることを知りませんでした。

 

なお、勤め先には「職長」という役職はございません。

 

講習会では触れていなかったのですが、主に建設業で「職長」とう管理者がいるそうです。

 

建設業以外ですと、職長は馴染みがないかな~と思います。

 

しかしながら、講習会を受講し話を聞いていると、職長の役職は、「管理職の下であり一般作業員より上の指導的な立場」が該当する感じでした。

 

後述しますが、法律上、職長教育を受講しないと違反になってしまいますので、製造業でこのような立場の方は必ず受講が必須になります。

 

ちなみに勤め先の場合、「課長代理」、「係長」、「主任」クラスが「職長」の役職(立場)に該当しそうです。

 

弊社の場合、課長(主査2級)から管理職扱いになるのですが、その下の役職が「課長代理(主事1級)」、「係長(主事2級)」、「主任(主事3級)」となるものの、職場ごとに配置が異なっております。

 

軍隊で例えるならば、職長は「軍曹」がピッタリな階級かな~と思います。

 

ちなみに私が目指している役職は「宴会部長」、「キャバクラ部長」になります(笑)

 

直ぐになれそうですが、私以上に適材が豊富でして、中々ご指名が来ません。

 

アフターで頑張らないとイカンのかもしれませんよね(笑)

 

ま~簡単な「鍋奉行」が一番気楽で良いかもしれませんよね!

 

え~・・・話を職長に戻しますが、実際何をするのか?になりますが、現場で働く作業員と管理者の橋渡し役と安全確保を指導・指揮する立場に該当します。

 

簡単に書くと「中間管理職の現場寄りの立場」が近いかな~と思います。

 

一緒に作業しているからこそわかる部分がありますので、現場の生の声を上に届ける立場になるのかも知れません。

 

なお、職長教育講習会を受講し終了しないと、この立場にはなれませんし、そのような立場になる作業者には、必ず受講させなければ法令違反になってしまいます。

 

それだけ職長教育講演会は、重要な位置付けになっております。

 

 

安全衛生管理者とはどんな役職なのか?

 

職長と切っても切れない関係にあるのが「安全衛生管理者」になります。

 

安全衛生管理者は役職というよりは社内の立場・肩書の一種かな~と思います。

 

なお、勤め先にも安全衛生管理者は選任されてまして、社内で活動をしております。

 

ちなみに安全衛生管理者は、こんな感じの活動をすべき立場になります。

 

統括安全衛生責任者(労働災害が起きないよう現場を管理する人物)と仕事上の連絡や調整を行い、自社内の職長をまとめる役割

(労働安全衛生法第16条より引用)

 

統括安全衛生責任者が安全衛生管理者の上に鎮座して色々とうるさいことを言いながら指導し、それを受けて職長にツッコミを入れるのが安全衛生管理者の役割になります。

 

弊社の場合、統括安全衛生責任者は役員クラスが担当し、安全衛生責任者は管理職が受け持っております。

 

役職と絡めて書くと、どの立場がどんな仕事をするのかが、薄っすら分かってきますよね。

 

職長と同じく、安全衛生責任者も中間管理職的な立場で職場の安全、作業者への的確な指導をする知識・スキルが必要になってきます。

 

そちらについて学ぶのが「職長教育講習会」になります。

 

 

衛生管理者とは違うのか?

 

労働安全衛生法による免許証

 

最初、無知なもので、職長教育講習会は、国家資格の「労働安全衛生法による免許証」の1つになるかと思っておりました。

 

神奈川に住む私の場合は、「労働安全衛生法による免許証(国家資格)」になりますと、千葉県五井市まで行かなければならず、遠くて面倒臭いな~と思っておりました。

 

よくよく話を聞くと、神川県内で講習会が行られるので、そちらの参加のみでOKとのことで、安堵した記憶が残っております。

 

職長教育においては、「安全衛生責任者」がチラホラと出てくるのですが、「衛生管理者」とは近からず遠からずの関係になります。

 

安全衛生責任者と一緒になって、衛生管理者も活動しますので、仕事の内容としましては非常に似ております。

 

しかしながら、「免許証」としてみると、「職長教育講演会」よりも「衛生管理者」の方が格上になりますので、間違わないようにしてください。

 

資格を受験して合格しないと「衛生管理者」の業務はできません。

※従業員数が50人以上の事業所は衛生管理者の有資格者の選任が義務になり、満たさないとペナルティーがあります。

 

ちなみに衛生管理者は1種と2種がございまして、担当できる業種が異なっております。

 

1種ですと、全ての業種(有害業務事業場以外)で安全衛生の担当できますが、2種ですと限定されてしまいます。

 

職長教育の講習会を受講していると、この「安全衛生責任者」と「衛生管理者」を混合しやすい感じでした。

 

職長教育講習会の受講の対策について!何を学ぶのか?講習時間は?

 

職長教育講習会の受講労働災害等を学ぶ

 

一番気になるのが、職長教育講演会は、どんな流れで行われ、何を学ぶのか?になりますよね!

 

上述してます通り、どのようにして労災事故を減らすのか!?、どんな指示・指導を作業員にすべきなのか?、作業者が困っていることや悩みをどのようにして管理者へ適切に伝える事が出来るのか!?が該当します。

 

具体的に少しか書きますと、

 

  • 作業者の配置(効率的な人の運用方法)
  • 労働者に対する指導または監督の方法(マネジメント)
  • 危険性、有害性等の調査及びその結果に基づき講ずる措置(KYTなど)
  • 異常時における措置(救命措置、災害への対処方法、災害や異常の予測と対策)
  • 現場監督者として行うべき労働災害防止活動(作業手順・安全衛生意識の高め方)

 

こんな内容を重点的に講習会で勉強いたします。

 

内容が多岐に渡りますし、色々と学ぶべきことも多いのですが、講習会の対策として1つあるのが、「参加受講者がグループになって意見を出し合い討論する時間」がかなりあります。

 

また、その討論した内容を、参加者全員の前で発表しなければなりません。

 

短い時間にプレゼンテーションのような事を行うわけですので、テキパキと動かなければならず、また、大きな紙に内容を記載しなければなりませんので、漢字が書けないと恥ずかしい思いをするかもしれません(笑)

 

職長教育講演会は、なんとなく「KYTトレーニング(危険予知トレーニング)」と通ずるところがあったりします。

 

www.anzairen.com

こちらの記事で、KYT(危険予知トレーニング)の講習会を受けた時の内容を書いておりますので、職長教育講演会の対策として読んでいただけると参考になるかと思います。

 

かなり似た寄った形での講習会になりますので、1つの対策になるかと思います。

 

また、職長教育講演会の受講時間は、法令により12時間受けなければなりません。

 

なお、安全衛生責任者としての受講の場合は、こちらも法令により2時間プラスして14時間受けなければなりません。

 

私が受けた職長教育講演会は、1日目が10:00~17:30、2日目が10:00~16:30の合計12時間の受講だったと記憶しております。

 

ちなみに弁当は出ず、近くで食事をとらなければならず、その割には昼休みが少し短いというタイトな設定になってました。

 

2日目につきましては、少し早く終わる予定でしたが、結果は17:00過ぎまで掛かりました。

 

職長教育講演会は、法令で受講時間が決まってますので、遅刻、早退、欠席すると受講したことにならなくなってしまい、最初っからやり直しになりますので注意してください。

 

職長教育講習会を受講した感想!職場に生かせるのか?

 

2日間かけて職長教育講演会を受講したのですが、そちらの感想としましては「結構大変である」が当てはまるかと思います。

 

受講時間も長いですし、ただ話を聞けばよいだけではなく、演習問題や、ディスカッションの時間もあったりと、かなり変化に富んだ内容になりました。

 

正直、講習会だからと言って、寝て時間を潰すことはできない代物になります。

 

個人的には、職場に生かせる内容も多く、労働災害やコンプライアンス違反、セクハラなどの問題があるなかでは、このような講習を受けておくのは良い機会だと思いました。

 

上述してますが、職長教育講演会は、プレゼンやディスカッションも多く、人間嫌いな方、話下手な方にとっては、結構辛い時間になるのではないかな~と思います。

 

しっかりと受講し、教育を受けると、こんな終了証を頂くことができます!

 

 

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 履歴書に書けるのかどうか分からない資格?ではありますが、中間管理職の辛さを少しでも和らげることのできるスキルを学べる講習会だとも思います。

 

会社のキャリアを積むためには必須になるかと思いますので、「職長」という立場になった方は、シッカリと話を聞いて、職場に生かしていただけたらなと思います!

 

職長は辛い立場になりやすいですが、そこで培ったスキルは一生の宝になると思います。

 

また、防げる事故が1つでもあれば、それだけ従事者を守ることができます。

 

作業者の後ろには、その方の労働の対価(お給料)を待っている家族の存在を忘れてはいけませんよね。

 

労働災害は、1つの事故が多くの方の人生を不幸にしますので、いつも油断せず、安全第一で取り組んでいきたいものですよね!